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葬儀での私語

最近葬儀社での葬儀にお参りすると、葬儀司会の方が「遺族の方々の大切な方とのお別れの時間ですので、心静かにお過ごし下さい」みたいな「私語は慎んで下さい」ということをやんわりとアナウンスしてくださいます。

ほんとに悲しいことです。というか残念です。

たった一度の葬儀

私たちは色々な立場によって葬儀にお参りします。家族との別れ、親戚との別れ、友人との別れ、同僚との別れ、色々あります。中には直接接したことのない方の葬儀にお付き合いの中で行かれることもあるでしょう。

どんな葬儀もたった一度きりです。家族にとっては大切な方との別れの大切な儀式です。

そんな大切な儀式の中、私語をするなんてもってのほかです。しかもそれをするのは大人であり、子どもではありません。

聞こえないと思っているのかわかりませんが、葬儀会館は音が響くので相当聞こえます。僧侶の私が読経中にも関わらず聞こえてきます。

なんのための参列か

葬儀は故人や遺族の方の為にあるものです。参列する方はそれを忘れてはなりません。おしゃべりしたいなら会場を出ましょう。正直私が遺族なら「大切な時間に私語でうるさくするくらいなら来なくていい」と思います。

一番悲しんでいらっしゃる遺族の方々の大切な時間だということを心にしっかり持ちながら、葬儀に参列いたしましょう。
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