先日、山陰教区 出雲組実践運動委員会研修会に講師としてお招き頂きました。
委員長である柳樂さん(龍善寺ご住職)には、日頃から妙寂寺ととても関係が深く私が理事を務めさせていただいている児童養護施設 因伯子供学園にもたくさんのご支援を頂いております。
そこで今年度から妙寂寺が所属する浄土真宗本願寺派寺院の地域の括りである鳥取伯耆組で取り組みを始めた「バースデーケーキプロジェクト」について話してほしい。そして児童養護施設の現状等をお話しいただきたい。ひいては、出雲組で子ども達の為に何か支援をしたいが、そのヒントを皆さんと考えたいとのことで、身に余ることでありましたがお引き受けいたしました。
私は因伯子供学園で理事は務めておりますが、児童養護については素人ですし、実際に園の子ども達を養育している立場にありません。よって、どのようなお話しをさせて頂くか迷いました。事前に園長さんや副園長さんとお話しさせて頂きましたが、結論的に「施設側の人間・僧侶であること・専門家ではないこと」この3つの立場だからこそお伝えできることがあるのではなかろうかと思い、一生懸命お話しさせて頂きました。
普段お坊さんとして出掛ける際には黒い布袍(衣・道中着)を着ていくのですが、「子どものお話をするので柔らかい雰囲気にしたい」という思いで、緑色系の錆萌黄色の布袍を着てお話しさせて頂きました。
結果的に時間が足りない中、一生懸命お話ししすぎて柔らかい感じなんて一切なかったかもしれません。。。
私自身お話しを準備する上でいろいろな学びを得ることができましたし、自身の考えを整理する大切な時間となりました。実際にお話しし、皆様の発表を聞かせて頂きながら改めて気づかされることもたくさんあり、とても有り難いご縁でした。
力足らずではありましたが、少しでも子ども達の支援に繋がればいいなと思います。