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葬儀屋さんとお寺

葬儀屋さんとお寺

葬儀屋さんという職種が一般化してどれくらいになるのでしょう。数十年の話だとは思いますが、私の出身地域でもほんの20年前までは自宅での葬儀が普通でした。それがだんだんと会館葬が一般的になり、現在では妙寂寺でも98%の方は会館で葬儀をされます。

そこでちょこちょこ話題になるのが、葬儀屋さんとお寺の関係です。

私が疑問に思っているのが、葬儀屋さんとお寺の間でパワーバランスがあることです。力関係的にお寺が強かったり、葬儀屋さんが強かったりします。

そもそも立ち位置が違うので、それぞれの専門性を活かしていい葬儀にしていけばいいのになぁと私は思います。

葬儀屋さんに理解して欲しいこと

仏教・宗教儀礼に関してはお寺・僧侶はプロです(むしろプロフェッショナルであるべきです)。それに対し、葬儀屋さんが学ばれたり、業務上で知り得た仏教・宗教儀礼に関してはあくまで一部の知識でしかありません。

あくまで葬儀屋さんが目指すべきは「最後のお別れする遺族に最適な環境・場を提供すること」であり、それが葬儀屋さんのプロの仕事だと思います。

同じ宗派でも葬儀はお寺によってやり方が違います。そもそも宗派的にどのように宗教儀礼を行うか決まりはあります。しかし、地域性やこれまでの慣習によってアレンジしています。そのアレンジの仕方については、もともとの決まりから、できるだけ教義に外れないようにお坊さんが判断しているのです。これは、教義やもともとの決まりを知っていなければアレンジはできません。

アレンジには宗教的に繊細な部分があるということです。

ですから宗教儀礼についての細かいことは、ちゃんとお寺に聞いて欲しいということです。宗教的なところはお持ちの知識でお答えされずに、お寺へ聞くことを勧めて下さいませ。お寺に聞ける環境を整えてくれればそもそもそんなことにならないと思われる方もおられるでしょう。申し訳ありません。その点については私も努力致します。

お寺が理解しなければならないこと

お寺は葬儀屋さんのお客ではありません。

故人を見送る宗教的な儀式をきちんと行っていくのがお寺であり僧侶です。しかし、特に会館葬においてはお寺や僧侶だけでは行えません。先ほど書いた「最後のお別れする遺族に最適な環境・場を提供」してくれる方々のサポートがあってこそです。

なので、宗教的にも儀礼的にも社会的にも素晴らしい葬儀にしていくという点においてはお寺と葬儀屋さんはチームだと思います。

お互いに尊重し、チームだと思って接することは大切だと私は思います。

まとめ

現在、お寺で葬儀をと目指すお寺さんも多いですが、私は否定的です。もちろん、宿泊など遺族にとって快適な環境を提供できるお寺さんはいいかもしれませんが、妙寂寺には本堂に空調すら整っておりませんし、ご遺族が泊まれる場所もありません。心静かに故人をお見送りする環境という点においては、葬儀屋さんがはるかに進んでいます。

お互いにプロの仕事をし、連携し、素晴らしい葬儀になるようになるといいですね。

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